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胃内視鏡(胃カメラ)検査

胃内視鏡検査(胃カメラ)

胃内視鏡検査(胃カメラ)とは…

胃カメラは、上部消化管内視鏡ともよばれ、食道・胃・十二指腸を観察し、病気がないか確認することができる検査です。これらの臓器は管の構造をしているため、内部にできた初期の病変や動きの異常などを、内部から直接観察することで正確に診断し、怪しい病変を直接採取することで癌やピロリ菌感染の診断も可能になります。バリウムを飲む胃透視の検査で異常を指摘された場合も、より正確に評価が可能な胃カメラでの精密検査が必要となります。

個人差はありますが、喉の反射がデリケートな方などはスコープ挿入時にえつきが強いことがあり、胃カメラはを苦しい検査と思っておられる方が多いと思います。しかし、胃カメラでしか発見できない病気がたくさんあります。最近では、光学技術の進歩により早期の食道がんや胃がんの診断能も向上しており、早い段階で発見できれば、内視鏡での治療により外科手術を回避することも可能です。当院ではなるべく苦痛の少ない方法で検査をおこないますので、ぜひお気軽にご相談ください。

※当院では18歳以上の方を対象としております。ご了承ください。

胃カメラ検査は
このような方におすすめ

  • 胃痛、胃もたれ、胸焼け、吐き気、
    食欲不振がある
  • 体重が減少した
  • 家族に胃がん、消化管のがんの方がいる
  • 40歳以上の方

胃カメラ検査で発見できる疾患

  • 逆流性食道炎
  • 食道がん
  • 胃炎(急性、慢性)
  • 胃潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 胃がん
  • 十二指腸潰瘍
  • など

選べる検査方法

経鼻用スコープ 経口用スコープ

当院では、鼻から挿入する「経鼻内視鏡」口から挿入する「経口内視鏡」のどちらかを選択していただけます。
経鼻用のスコープと一般的な経口用のスコープではこれくらいの差があります。通常の観察診断であれば、経鼻用のスコープを用いて経口で検査をすることも可能です。スコープ径が小さい分、のどへの負担も少なく苦痛が和らぎます。

経鼻内視鏡検査

約5mmの非常に細い内視鏡を鼻から挿入します。
「オエっ」となる咽頭反射の原因となる舌の奥への刺激が少ないため、不快や吐き気を感じにくいです。鼻の通り道には個人差があり、もともと狭い方や花粉症などで粘膜が腫れている方は強い痛みや鼻出血の危険性があるため、経口への検査に変更させて頂きます。

経鼻内視鏡検査

経口内視鏡検査

一般に反射が出やすいためしんどい検査ですが、当院では細径の内視鏡を使用しており、喉の感覚をとる局所麻酔で適切に前処置をし、リラックスした状態で検査を受けて頂ければ、苦痛の軽減がはかれます。検査中に不安や緊張が強くならないよう、ベッドサイドでスタッフが適宜お声掛けしサポートさせて頂きます。また反射の強いデリケートな患者さまでは、少量の鎮静剤を使用すればさらに楽に検査を受けることが出来ます。

経口内視鏡検査

ピロリ菌検査・除菌について

ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)とは胃の粘膜に生息する細菌で、胃潰瘍や胃がんなどの病気の原因となる病原体です。日本人の中高年の約過半数、またがん患者の多くがピロリ菌に感染していると言われています。

当院では、胃カメラと同時にピロリ菌の検査を行う事が可能です。
検査の結果、陽性と判断された場合、薬を服用して行う除菌療法を行います。

胃内視鏡(胃カメラ)検査の流れ

FLOW

検査予約

まずはお電話にてご予約ください。
事前に受診して頂くと、より安全・安心な状態で内視鏡検査を受けられます。

抗凝固剤(心筋梗塞や脳梗塞で使用する血を固まりにくくする薬)を内服している方、
血圧の薬・糖尿病の薬・インスリン注射を使用している方は事前に受診し医師に必ず伝えてください。

検査前に受診されない場合は「胃内視鏡検査(胃カメラ)説明書・同意書」に同意頂きますようお願いします。

検査前日

夕食は20時までにお摂りください。
水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の摂取は可能です。

検査当日

食べ物・お薬はお控えください。
水分(お水・お茶、スポーツドリンク)の摂取もなるべくお控えください。
検査開始予定時刻の15分前に当院へお越しください。

ご来院

検査開始予定時刻の15分前に当院へお越しください。
鎮静剤を希望される場合、検査後は車の運転ができません。
電車やタクシーで来院してください。

検査開始

来院後、胃の中をきれいにするお薬を飲んでいただき、鼻あるいは喉に麻酔をかけます。
胃の動きを止める注射と、希望により鎮静剤(麻酔)を投与して検査開始です。
内視鏡を鼻または口から挿入し、食道、胃、十二指腸を観察します。検査時間は5分程度です。

必要に応じて、細胞の組織検査やピロリ菌の検査を行います。

検査後

実際の検査画像を見ながら医師から説明いたします。
組織検査やピロリ菌の検査を行った場合は、後日に結果をお伝えしますので再度受診してください。
検査終了後1時間は喉の麻酔が効いた状態なので、食べ物や飲み物はお控えください。
鎮静剤(麻酔)を用いて検査をした場合、検査後は車の運転ができません。

検査前に受診されない方へ

胃内視鏡検査(胃カメラ)は事前の診察なく、検査の予約日にいらして頂く事が可能ですが、
事前に受診して頂くと、より安全・安心な状態で内視鏡検査を受けられます。
検査前に受診されない場合は「胃内視鏡検査(胃カメラ)説明書・同意書」に同意頂きますようお願いします。

なお、初めて胃カメラを受けられる方や血液をかたまりにくくするお薬、血圧や糖尿のお薬、
インスリン注射を服用されている方は事前の受診をお願いします。

胃内視鏡(胃カメラ)検査の費用

検査内容 / 負担割合 3割負担 1割負担
胃カメラ観察 6,000円 2,000円
胃カメラ観察 + 生検 9,000~
12,000円
3,000~
4,000円

鎮静剤を希望される場合は、薬剤料が別途2,000円前後(保険外)

※生検…胃カメラ検査で採取した組織を検査機関にて顕微鏡での評価を行います。